たどしこぶしの会とは
避難者支援と保養受け入れのために
2012年3月11日、あの「東日本大震災」から1年を迎えました。
私たちは、この震災で失われた2万人にも及ぶ犠牲者を偲び、苦難の只なかに生活される被災者の復興を願い、多度志町民をはじめとした市民による「東日本大震災犠牲者追悼会」をお勤めいたしました。
加えて、震災から1年を機に、避難者のご家族とともに支援に賛同される地域の方々による「たどしこぶしの会」が結成される運びとなりました。
現在、北海道には東北各地から3075人(3月現在)の方が移り住み、生活を送っています。人口わずか940人あまりの深川市多度志(たどし)にも、東京電力福島第一原発事故によって、これまでに6組のご家族が本州から避難され、この冬をともに過ごしました。
親戚や友人の縁で多度志に来られた方、被災者支援団体のつながりや、インターネットを通じて来られた方など、それぞれが事故以前に暮らしていた地域も生活も異なる人々が、この一年の間に多度志と結ばれた不思議な縁(えん)を誰もが感じています。
一方、避難されたご家族にとって、多度志へ越して来られてからの毎日もたいへんな苦労の連続であったことでしょう。なにより、原発事故の終息そのものが先の見えないなかで、避難者のみならず、わたしたち誰もが不安を感じる日々を送っています。
そんなとき、身近に頼る仲間、支える地域のつながりがあれば、と考えた有志により、避難者と地域住民による、緩やかなつながりと支えあいの会の結成が企図されました。
多度志に誕生した「こぶしの会」は、まだうぶ声をあげたに過ぎません。
多度志をはじめとした地域の皆さまには、この度の震災の犠牲と原発事故の教訓を心に刻むとともに、この地で新たな生活をあゆまれる方々を支える会友として、こぶしの会になにとぞご賛同いただけますようお願いを申しあげます。
あなたも会を支える輪に加わりませんか。
たどしこぶしの会 入会のご案内
- 年会費 1,000円(おとな)子どもは入会無料です。
- 入会方法 連絡先と共に事務局へ申し出て下さい。
- たどしこぶしの会に入会すると・・・
定期的に会のご案内、ニューズレターをお届けします。
年次総会において、議決権を持つことが出来ます。
こぶしの会の畑で収穫された野菜をお分け致します。
皆さまのご支援が明日の活動を創ります。ぜひご入会をお願いいたします。
たどしこぶしの会
〒074-0141 北海道深川市多度志630 一乗寺気付
共同代表 越智武蔵、殿平善彦、佐藤光雄
事務局長 小野寺 栄
TEL:0164-27-2359 FAX:0164-27-2890